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2008年12月アーカイブ

派遣(非正規)切りがニュースとなった年末。派遣の働き方についてまた考えさせられました。

派遣はともかく、日本で働くことの奇妙さを年末にまとめてみることにしました。

  • 残業をしないと生活できない
  • 社宅が必要
  • ボーナス頼り
  • ワーキングプア
  • 会社に依存?

社員であっても生活残業をする日本人は結構不思議なんですよね。固定給だけでは食べていけない現実を経営者や国の偉い人はどう思っているのか気になります。にもかかわらず、仕事とプライベートのバランスを~などと言うので本当に不思議でなりません。仕事がありすぎて残業が発生する場合はともかく、この生活残業は固定給だけで食べていけるようになれば速効でなくなりますから。一方仕事がありすぎる場合はまた別の改善が必要なんでしょうね。

社宅は転勤の多い仕事や新入社員のために必要だとは思いますが、社宅から出て行く目処が立ちにくい社宅は問題だと思います。私の考え方では派遣社員に社宅を貸すというのも理解できない物です。想像してしまうのは、社宅付きで募集すれば住む家を探している人が多少安い賃金でも来てくれるんじゃないかなんて考えて募集していることです。これに便乗しているのが派遣会社とも想像します。本来なら派遣スタッフのため、そんな安い賃金では無理です!と交渉すべきなのに、ピンハネして残りをスタッフに渡せばいいからなどと引き受けて、更なる低賃金でスタッフは働くことになっている・・・のではないか?社宅をエサにツリをしているわけですね。そんな理由で、派遣切りで困る派遣スタッフが大量にあふれ出たのではないでしょうか?

またボーナスを生活費に組み込まなければならない賃金体系にも疑問を持ちます。これが年俸制で、分割して月給とボーナスになっているのならなんの問題もないのですが、企業には支払い義務のないボーナスをあてにする生活ですからねぇ。これをあてにしてローンを組んだりすると、そりゃもう大変です。ローン返済というシステムも謎ですね。日本ではもうあって当たり前の物なのでしょうか。

ワーキングプアの問題は酷すぎる話だと思っています。早朝から深夜まで働いているのに、年収200万???最低賃金で計算すると、1日10時間働いて、月4日のお休みだと200万弱ですね。一般的に10時間働いて土日祝日関係なく働けば残業や休日出勤扱いになりますが、複数の仕事を掛け持ちしているなら必ずしもその対象になるとは限りませんからね。長時間働いているのに残業がつかない辛い状態になっている・・・と。お国は資格を取ってなどと簡単なことを言いますが、派遣で「資格」として認められる物はそれなりの勉強や経験を必要とするものばかりです。勉強も参考書を数千円で買えば済むようなものではなく、通信教育や数万円の講習会に行く必要があるようなことも多々です。そういった資格は仕事の武器になりますが・・・。最近は普通のことしかできない人材は要らないなんて傾向もありますが、日本の教育は飛び出ることを嫌い「普通」の日本人を育てることに注力していますから今後もこの問題は続いていくんでしょうね。

最後に派遣で働く身として、時折会社に依存して働く人を不思議に思います。滅私奉公って言うんですか?それは公務員が市民のために働けばそうかもしれませんが、会社に「尽くす」ことは滅私奉公って言わないと思うんですよ。会社が大事と思うことはかまいませんが、自分や自分の家族が犠牲になるような働き方は考え物です。美徳でも何でもないと思います。私の目から見たら「会社に依存するおかしな人」です。自社株を買ってみようかと考え至らないのに会社が大好きなんですよね。中には買えない場合もあると思いますけど、公開しているのに社員は買えないんだったら、どうして社員に自社株を持たせないのかを考えないきゃいけません。でも考えることを放棄した社員ほど使い勝手は良いですからね。以外と会社は大切にしてくれるものです(苦笑)。

結局の所、そうとわかっていても、何もできないのが日本という国。いざというとき、困っているときに手をさしのべてはくれない国。派遣切りの対象になった人たちも、もっと早くに労働組合をつくることはできたでしょう。でもそれをしたら解雇されてしまうかもしれない。そう思うと言われた条件で働くしかない。今回は大量派遣切りと言うことで、あちこちで取り上げられたけど、個々で労働組合を作って解雇されたなんて、3面記事にもならないでしょうから(苦笑)。

行政は製造業派遣の派遣元に厳しく目を光らせるべきです。今回の大量派遣切りも派遣会社がもっとしっかりしていればそれほど大量にはならなかったはずです。個々の派遣スタッフには派遣先企業と交渉する権利がないのですから、その権利を有する派遣会社が責任を持って行うべきです。また、どうにもやむを得ないのなら、派遣会社としての責任をきちんと果たすべきです。

私個人は製造業の派遣は常用派遣に限った方がイイと思っています。私たちのように産休の人の代わりとか、新プロジェクトのため一時的な数名の増員が必要とか、通訳のような特殊技能が必要とかではないのですから。常用派遣になれば派遣会社は安い賃金で請け負えなくなります。また派遣切りが発生したとき、懸命になって撤回されるよう努力もします。乱立している悪質な派遣会社こそ切り捨てるべきで、真っ当な派遣会社と、生きるために働くスタッフは保護されるべきです。

トシの終わりに、「製造業派遣は常用に制限する」を提案します。

キャリメールというユニークなサイトを見つけました。自分のキャリアについて相談できる半公的な支援サイトです。派遣切りが心配という方も、相談してみると、次の道が見えてくるかもしれませんね。動くか動かないかを決めるのは貴方と言うことに変わりはありませんが。

「お金をもらって勉強させてもらう」この姿勢は初めて勤めた小さな会社で先輩社員さんから教えてもらいました。どんな仕事でも、そう思って働けば、転職するときの糧になるから、この会社で覚えられることはすべて覚えて「辞めなさい」と。別に私は仕事を辞めたいなんて言ったこともないし思ったこともなかったんですけどね。ただ、待遇について不満があっただけで(笑)。でもそんなアドバイスをもらってから気持ちが軽くなったのは確かです。

お局様がやりたい放題の会社。良いじゃないですか。お局様と上手く付き合うスキルを身につけてやろうじゃないの!と派遣の仕事に臨みました。まぁこれでばっちりということはありませんが、多少の無理難題や不条理な指示くらい、ハイハイとありがたく拝命するようにしました。この仕事で多くの人が嫌がる派遣先で上手く切り抜けてくれたと派遣会社から好評価をいただきました。そのセイか、多くの派遣さんが契約更新を嫌がるという曰く付きの派遣先でも何事もなく働けるようになりました。多少なりともスキルが身についたと言うことですね。

私はたまたま、ユニークな先輩と巡り会え、そこで自分の人生を楽しくするアドバイスをもらえたことで、つまらない負け組から、それなりに楽しめる人生に転換できました。人生を変えてくれる言葉ってあるんだなぁと今でもその先輩には感謝しています。

こうした言葉を言ってくれる人に出会えるかどうか、運もありますが、最近はホームページで簡単に出会えるようですね♪よくみてみたら、キャリメールのメールカウンセリングは相談無料なんだそうです。思わず「え?」ですよね。胡散臭いですよね。後で請求が来そうな気がしますよね。えぇ、そう考えるのが普通です。というか、そう思えなかった人は深呼吸をして少し落ち着きましょう。

で、話を戻しますと・・・無料の理由は「よくある質問」に書いてあるので、キャリメールに行って読んでみてください。

なお、携帯版もあるそうです。http://cda4u.jp/

不況・・・私の時もそうでした。就職活動中は企業も最後の力を振り絞っていて好景気の余韻を味わえましたが、卒業と同時に・・・。

何でも他人に頼るのは考え物ですが、堂堂巡になってしまったのなら、そんなときは誰かに相談してみるのも、また勇気と言えるのでしょうね。素敵な人、素敵な言葉と巡り会えますように!!

キャリメール